年金はもともと複雑で、長期にわたるテーマ
です。
自分にも関わることですが、現役にとっては
少し遠いことというのも事実です。
でも、私たち自身の負担にも関わること
ですから、無関心ではいられません。
民主党は、社会保障と税の一体改革の
「素案」を、野党の協力が得られないまま
閣議決定すると伝えられています。
与野党協議を通じて増税を実現する道が、
これでなくなったとすれば、
政局はますます混迷しますね。
増税なし、年金の抜本改革を唱えて
選挙に勝った民主党が、
増税と、さらなる増税による年金改革を
訴えることは、自民や公明などの旧与党に
とっては、詐欺行為と映るのでしょう。
確かに、最低保障年金7万円と
マニフェストで掲げ、
今回の改革素案にも書かれている
のですから、中身について、
きちんとした説明が必要ですね。
でも、民主党の抜本改革で、
消費税がさらに上がることばかりが
問題にされていますが、
改革の方向については、
うなずける点もあるのでは
ないでしょうか
そもそも、「100年安心」といった
自民・公明の年金も、今や空洞化
しているのではないでしょうか。
国民にとっては、民主党が掲げる
40年後の年金改革も大事かも
しれませんが、もっと心配なのは、
今の年金制度が大丈夫なのか、
将来世代は本当に不公平な金額しか
もらえないのか、といったことです。
ならば、現役世代の負担が増えるという
話ばかりでなく、
年金の給付の方にも、もっとメスを
入れて欲しいと思うのは、
当然ではないでしょうか。
高齢者であっても、所得や資産の
多い人には基礎年金を払わず、
その分を所得の低い高齢者に回す、
現在払いすぎている年金はすぐ下げる、
ということに取り組むべきです。
さらに、未払い問題や、生活保護との
関係も、考える必要があるなど、
年金は問題山積です。
年金は、現役世代と高齢世代の問題です。
改革を進めれば、時の与党にとっては、
次の選挙で高齢者の票を失うことになる
かもしれません。
業界が絡む問題でもありません。
したがって、与野党が力を合わせ
超党派で、改革に取り組むべきでしょう。
まずは、国会で、今の年金の現状について
国民にきちんと説明し、
その上で、改革の方向性について、
オープンな議論をしてもらいたい
ものですね。